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【断片】強欲の魔女

《ツイッターのログ。》
孤独な魔女の話。
何度も出会いと別れを繰り返しながら本当に愛した相手とは結ばれず、
その人を胸に抱きながら誰にも告げられず、永遠に近い時をひとりで過ごす魔女セロの半生について考えていたらまた泣いた
セロが長い間片思いしていた相手は、若き日のイツキの祖父。
酒好きの豪快な傭兵で、ぼさぼさの黒髪をいい加減にまとめた、よく笑う男だった。
その姿はどこかショウに似ていて、それが許せなくもあり、愛しくもあり、悔しいのだとしたらすげーせつない。
自分の愛した姿によく似たニセモノと、愛した相手の子孫の板挟みとか
平常だったら気が狂うかもしれないのに、人外に身を落とした精神はびくともしないとか、ひどいな。
でも、正直そういうの好きだわ。

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今日ぼんやり考えてたんだけど、セロが七つの大罪魔女のうち強欲の魔女だといいなって思った
あれも欲しいこれも欲しいと求めた末に永遠に近い命を手にして、その末にどうでもよくなっちゃって
今みたいに落ち着いてしまったとか 今でも知識を求め続けているとか

行き場のないひどく永い命に、居場所を約束したのがイツキの先祖で、
それから契約のような形で団長に付き添っているとすれば
何故たいした力もない団長の下についているかって説明がおさまるんだよな…

でも、代々団長の血筋の子を成し家系を守る事を契約・居場所の確保だとすると、
それが上手くできるかわからないショウとの関係を応援することはできないはずなんだ
まともな人間じゃないショウはイツキと結ばれても子を成し家族を作ることはできないのかな とか

ショウはヒトとしての理性を保つために、血ではなく契約者(=団長)の
体液を摂取しないと暴走してしまうとかでもいいんじゃね いやそうであれ
そうしよう そういう行為はしてるのに実は未遂とかね いいんじゃね たまらんものがあるぜよ?

魔女セロは不死の身でありながら、あるときひとりの男に恋をした。男は既婚者であり、思いが届くことはなかった。男が逝き、ひとり残されたあとも、男の子孫を見守りながら行き場のない思いを手繰り寄せては、人知れず泣くのだ。その男の子孫こそが、彼女が付き従う団長。


 

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