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小さな女の子が、男装の勇敢な騎士になってしまうまでのお話。
アサヒの父親は絵に書いたようなダメ男で、
酒を飲みグデングデンに酔って汚い言葉を吐いたり、浮気をして母親を悲しめてきた。
一人娘だったアサヒはそんな母を支えながら育ったため、
「男なんて汚い」 とういう思いと「自分が男だったら、こんな悲しい思いはさせないのに」という感情を
同時にもち、やがてそれは「自分が男として、母を守る」という発想にすりかわっていた。
そのため、男の欲深い面を嫌いながらも、強く雄々しい誠実な男性に憧れてしまうという、
相反する感情と潔癖ぎみな性質、男性への強いコンプレックスを持つに至った。
そういった「女性を悲しませない、優しさ溢れる愛」や
「単純な欲望ではない心の結びつき」を心の底で望んでいるため、
男同士の美しい愛に魅力を見出だすようになってしまった。
タクマとワタルはそのように、欲ではなく愛で結ばれていると感じている
アサヒはふたりの仲を理想と信じている。
実際は欲望だらけなのにな。
タクマには剣術を、ワタルには勉強を教わっている。
タクマのようなまっすぐな男に自分もなりたいと憧れ、
ワタルのような誠実な男性が父親だったらどんなによかったか、と憧れを抱いている。
二人にむける憧れのベクトルは、微妙に違う。
現役厨二なので、必殺技やら正義の味方が大好きで、
また年少者らしく男同士の性行為がどんなモノなのか詳しくは知らない。
それがどういったものなのか知りたいという探求心と、
性に興味を持つなんていやらしい!というふたつの感情がせめぎあい、
なかなか前に進めずにいるめんどくさい子。もちろん自身は未経験。
こっそりと「ふたりが抱き合ってるところを見たい?」と聞いたところ、
「おふたりの愛の時間を邪魔するなんて絶対だめです!
あの先生がどういう言葉で師匠を甘やかすのか
師匠はどんな顔してなんて声をあげるのかとかすごく気になるけど邪魔しちゃいけないんです!!」
とうっかり本音がただ漏れていた。
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